KeyHoleTV開発者のブログ

日々の質問や開発の日記

Windows10でKeyHoleTV動作しなくなった

利用者からWindows10 でインストールしたKeyHoleTVが、動作しなくなったとの報告を受ける。 ダブルクリックしても、アプリケーションが起動しないとのこと。

アプリケーションが起動しないのは、起動しない理由がある。もし、アプリケーションがエラーや「アプリケーションに問題が発生しました」などのメッセージを表示せず、動作しなくなったのは,大きく分けて二つの原因がある。 一つは、アプリケーションが入っているフォルダが何らの原因で壊れている可能性。
もう一つは、OSがアプリケーションの動作を停止している可能性。 アプリケーションが格納されているフォルダが壊れている場合、OSがアプリケーションをピックして、実行させようとして、正しいライブラリがピックできないか、実行中ファイルが壊れていて、中に格納されている命令が正しく動作しない。 この場合、ファルダが壊れているので、別のフォルダにインストールすると、動作する可能性がある。 しかし、フォルダが壊れる現象は、ハードディスクが何らかのエラーがあるので、そのうちPCが動作しなくなる可能性が高い。

OSがアプリケーションの動作を停止している場合、殆どはセキュリティソフトウェアが通信の許可リストに入っているアプリケーションを外しているのが原因。 現在、3例の報告があり、その全てが、SOURCENEXTのウィルスソフトウェアである。 過去にも、ここのソフトウェアは、他のセキュリティソフトウェアと比べて、反映が遅く、他のセキュリティソフトウェアがウィルスではないというソフトウェアをウィルスと判断したことが多々ある。

報告をした利用者のセキュリティソフトウェアもSOURCENEXT製である。おそらく、通信の例外リストに載っているソフトウェアを利用者の許可なしに消してしまう。 消してしまった、通信の許可リストにKeyHoleTVを追加すれば、解決する。

通信の許可は、

に詳しい。 

KeyHoleTVは、

C:\Program Files (X86)\ KeyHoleTV

にKeyHoleTV.exe がある。 このEXEを通信を許可するリストに追加すれば、よい。

 

また、何らか理由でアプリがローカルグループポリシーのアプリ項目の拒否リストに載る場合もある。 何故このようなことになるのかは、原因が分からないが、おそらくセキュリティソフトウェアが何らかのメッセージを出して、それに答えたことが原因だと思う。 マイクロソフトは、自分が認知していないソフトウェアや例外設定の場合、多くの場合、「拒否」がデフォルトになっている。 このため、OKを押すと「拒否」が設定される。 また、セキュリティソフトウェアもおそらく、「拒否」がデフォルトになっていて、「OK」を押すと、拒否されると予想する。

ローカルグループポリシーの実行拒否リストに登録された場合、そのログイン名では、ソフトの実行ができない。 

answers.microsoft.com

上記の記事を読むと、別のユーザを作ってみると、アプリが動作したとある。 おそらく、これは、ローカルグループポリシーで、アプリを起動させないような設定になっていると思う。 そこで、解決方法は、ローカルグループポリシーエディタを起動して、KeyHoleTVを許可するか、新しくユーザを作る以外方法がない。 

Windows10では、ローカルグループポリシーを編集するのに、OSの種類によっては、エディタが内包されていないようだ。

appli-world.jp

ローカルグループポリシーエディタが開いたら、

www.livefree.jp

の 

https://www.livefree.jp/wp-content/uploads/2019/04/spr02.png

https://www.livefree.jp/windows10_srp_store/からの転用) 

で、追加の規則の中におそらくKeyHoleTVが入っているので、制限を解除すればよいはず。 また、KeyHoleTVは、32bit アプリケーションなので 32bit アプリが全て実行不可能になっている可能性もある。 その場合、KeyHoleTVに例外を設定すればよい。 ローカルグループポリシーに実行拒否が設定されれば、アプリケーションを再インストールしても無駄で、 ローカルグループポリシーを変更するか、新しくユーザをWindows10で作る以外おそらく対処する方法がない。

 

なお、KeyHoleTVのダウンロード・プレミアムモジュールキーの購入は、

www.oiseyer.com

で。