KeyHoleTV開発者のブログ

日々の質問や開発の日記

KeyHoleTV開発秘話(その1)

なぜ、KeyHoleTVは、連続して11年間も配信できるのか

海外で、日本のテレビを視聴できるサービスは、数多くあります。 しかし、多くのサービスは、途中で止めたり、配信が停止したりします。 しかし、KeyHoleTVは、11年連続して配信をしています。 どうしてでしょうか?

答えは、KeyHoleTVのシステムの秘密にあります。

殆どのサイトは、日本から参照できない

海外で日本のテレビを視聴できるサービスを運営しているサイトのほとんどは、日本からは、参照できません。 例えば、

上記のサイトは、日本からは、アクセスできません。 海外からアクセスすると、以下のような表示がブラウザに現れます。

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SKYLINVE NET TVのスクリーンショット

これは、自分たちが日本の法律を犯していて、停止させらる可能性があるので、できるだけ日本からは、アクセスできないようにしているためです。 これらのサイトには、アクセスされた場所によって、サイトを表示したり、しなかったりする機能が埋め込まれています。

海外の人が上記のサイトにアクセスできない旨を確かめるためには、VPNを使う必要があります。 VPNサービスは、VPNサーバを置いている場所から、サイトにアクセスします。 自分のブラウザは、あくまでも VPNサービスのサーバとの間で暗号化した通信を行います。 このため、VPNサーバが置いている国(や地域)がサイトへのアクセスされた場所になります。

VPNの設定は、OSやVPNを使うアプリによって、難易度が変わります。 比較的容易に行えるのが、アンドロイド端末です。 VPNを使うアプリがあり、利用できるサイトが公開されています。

www.vpngate.net

アンドロイドで、日本のVPNを接続して、ブラウザでSKYLIVE NET TVをアクセスした結果は、

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日本のVPNを介してサイトにアクセス


となります。 左上に小さくError と出ています。 これは、アクセスしたアドレスが日本の場合、エラーを表示するようになっているためです。 また、VPNを使うことで、日本国内にいても、あたかも海外からアクセスできるようになります。

また、日本からVPNを使わないで、あたかも海外からアクセスしたようなサービスが、海外にはあります。

www.browserling.com

このサイトの入力バーに  http://skylivetv.net/ を入力すると、ページが正しく表示されます。

 

一方KeyHoleTVのサイト 

 

www.oiseyer.com


は、日本はもとより世界中からアクセスできます。 では、どうして、KeyHoleTVのサイトは日本からアクセスできるのでしょうか?

関係省庁に再配信の許可の依頼

おそらくKeyHoleTVが唯一関係省庁に再配信の許可の申請を出しています。 他のネットを使った視聴システムは、放送局が行っているもの以外、おそらくどこも申請をしていません。 ネットを使ったのシステムは、申請ができる条件を残念ながら満たしてません。 ケーブルテレビは、再配信の申請をして、再配信をしてます。 これは、地上波デジタル放送が場所によって、通常のアンテナでは視聴できないため、ケーブルテレビで難視聴地域を解消するためです。 ただ、難視聴地域を解消する目的だけで、ネットを利用した配信は許可されないようです。 日本における放送は、特殊な意味を持っています。 放送を行うには、当然認可が必要で、国の裁量によって、決定されます。 放送には、緊急時にいち早く情報を伝達する義務(法律で決まっています)があり、この義務を守れていない場合、許可が下りません。 多くのネットを使った再配信は、この義務を守ることができていません。 だから、再配信の許可が下りないのです。

KeyHoleTVは、他の配信システム(地上波デジタル放送を含む)より、早く情報の伝達ができるため、 関係省庁に再配信の許可の申請を行いました。 早く受信できる事実は、YouTUBEに掲載しています。

youtu.be

これは、地方で地デジをテレビで受信したものと、KeyHoleTVで受信したものを比較しています。 明らかにKeyHoleTVの方が早く受信できています。

次回は、なぜKeyHoleTVが早く送信できるかをお伝えします。

(つづく)

 

KeyHoleTVのダウンロード・プレミアムモジュールキーの購入は、

www.oiseyer.com

で。